【日本酒】・【角大師の御姿】・【3】

 

故郷の景色や食べ物を褒められるのはとても嬉しいもので、小さなころより慣れ親しんだ山や川 特産品の味は郷愁と誉、心のけしきに欠かせないものかと思います。

地酒も褒められて嬉しいものの一つで地元の土地で育ったお米と水を使い、知恵と経験、季節に逆らわず技術をもって造られる【日本酒】は、時に神仏にお供えされる供養の品として、他所へ赴く時の土産として、喜びの時、悲しみの時にも共にある 他の飲食物とは違う特別なもの、そんな日本酒に【角大師の御姿】を記しました。

平安時代疫病が流行りその救いの声は、比叡山におられた元三大師さまのもとに寄せられ、その願いに応じて元三大師さまは優秀なお弟子さんを集め大きな鏡の前に座し、その鏡に映る姿を写し取るようにと申し伝えて座禅をすると、端正な美しい元三大師さまのお姿からみるみる肉が削げ落ち骨身になりそして夜叉のような恐ろしいお姿を示されました。

そんな鏡に映る元三大師さまのお姿を弟子たちは恐れおののきながらもなんとか写し取り、元三大師さまがこれでよろしいとご確認された絵を版木におこし、それを刷って人々に配り玄関や門口にそれを貼って疫病を鎮めたという故事にならい現在でも角大師の御姿は疫病退散・厄除開運の御符として頒布されています。

そして【3】は元三大師さまの縁日三日の3です。元三大師さまは九月の三日にお生まれになり一月三日にお亡くなりになられました。一月三日 元(はじめの)三日で元三大師さまと呼ばれる由縁です

また観音さまは三十三の姿に変化し人々を救うとされ、元三大師さまは観音さまがこの世の皆を救うために現れた観音の化身と言われています。

どんなに生活の様式や環境が変化しても人は病や災い悩みに心を惑わされることに変わりはありません。心が落ち着かないときや不安に駆られたとき、古来信仰によって心の安心を得てきました。『打てば響く鼓のごとく、覗けばうつる鏡のように』ご利益をいただける元三大師さまに、ご先祖さまと共におられる本尊阿弥陀如来さまに、一歩踏み入れれば別世界自然豊かな境内にご参拝いただき心の安心を得ていただきたく、そして一人でも多くの方に元三大師さまを知っていただくその一助となる方便としてこの度本品を作成いたしました。ご笑納いただければ幸いです。              合掌

天台宗 別格本山 元三大師 安樂寺 
 

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